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一日を台無しにするモーニング

12 15, 2010
大阪・神戸旅行 パート1 から読む
      ■ 大阪神戸紀行 パート7  【2日目】

これを見て頂きたい。

スクランブルエッグ

スクランブルエッグである。 信じられない・・・

これも見て頂きたい。

ベーコン・オン・ザ・スクランブルエッグ

ZENが頼んだ ベーコンエッグ である。

今思い出しただけでも、胸がタマゴでいっぱいになる。



パットメセニーについてあれこれ雑談して就寝したわれわれは、朝8時ごろ起床。
順番にシャワーを浴びる。

ZENが言った。
「モーニング食べに行きませんか?」
今考えてみると、このひと言が地獄への第一歩だったのである。 そう、EGG-HELLへの・・・

一日を台無しにするモーニング。 『喫茶Y』 その店は梅田のはずれにあった。

ZEN’s Room

ZENの寝室。75型のテレビ。朝日が差し込む。

「おまえそれ、また変な店じゃねーだろうな」
「いやいや、ちょっと話題になってる店なんです」
「・・・・」

ZENの何の前触れもない 『モーニングの提案』 を私は思い切り訝しがったが、まああまり深くは考えなかった。今日は三宮で3人で遊ぶことにしている。それが楽しみ。

ソアラを停めていた駐車場まで、ZENと私とR氏は歩を進めた。
月曜の朝の大阪北区。まさに繁華街をはずれたどこにでもある街並みだった。
おそらく月曜の朝でなくても、この辺りはいつもいつも閑散としているのだろうな。
駐車料金、一泊で800円。リーズナボーなんじゃないだろうか。
ZENの高級マンションにクルマで来て泊まれる。またヒマを見つけて遊びに来よう。

3人で私のアストンマーチン製ソアラに乗り込み、ちょっと走ったら喫茶店はこの辺りだという。
「路駐でいいだろ、路駐で」
「だ、だめですよ今時」
「今時もなにもあるか、俺はずっと路上駐車で今までやってきたんだ!」
「・・・やってこられたでしょうけれども、今は時代が違いますよ」
ZENの説得力に屈し、私は渋々ソアラ・マーチンを駐車場に入れた。
渋々・・・・・渋谷ってしかし変な名前だな。渋い谷。どういう意味か?

喫茶Y。あったわ。

喫茶Y

われわれは店内奥に空席を見つけ、着席。
モーニングのメニュー。

  「アメリカン」  「ベーコン」  「少なめ」

R氏が早々と注文を決める。

「わし 少なめ でええわ」
「じゃあ私は ベーコン で」 

とZEN。わしの選ぶ余地はないじゃないか?わしはおのずとアメリカンか?
まあいい。まあ、まあ、いいだろう。私は中学生のころからアメリカのことが大好きだった。
アメリカンでよかろう。

「あのーすいません。少なめ と ベーコン と アメリカン を」
「はーーい。わかりましたー。少々お待ちくださいね」

ZENが言う。
「コーヒーおかわり自由って書いてありますよ!」
「ああ・・・」
「すごいですね!やはりデフレーションのおかげですね!」
「おまえなぁ、タダに近いほど気を抜くな、っていうことわざを知ってるのか?」
「でもこの店はサービス・スピリットが旺盛ですよね。昨日の青山とえらい違いですね」
「ロケーションが違う。比較にならん」
「でもですねぇ・・・やっぱりここに来て良かったような気がしてきましたよ」

そのうち、R氏の注文した 『少なめ』 が到着。全然少なく見えないんだけど。多そうなんだけど。
R氏がおだやかな表情で食べ始め、中盤を迎え、食べ終わりそうになったころ、私の 『アメリカン』 が来た。

アメリカン

・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・  えーかげんにせーよ、えーかげんに。


ZENの注文した 『ベーコン』 も到着。   えーかげんにせーよ、えーかげんにな。

まあR氏がうれしそうに食い終わるところまでを見てたせいか、食欲はあった。
だがこのトーストはなんだ? 大型草食獣のエサじゃあるまいし。
私はスクランブリング・エッグに集中することにした。
ZENがのん気に言う。
「写真撮っときましょうよ、写真」
私は無言で携帯を取り出した。このタマゴを全部胃の中に入れた場合どうなるかを考えつつ。
「比較のためにタバコの箱を横に置きましょう」
私は無言でシャッターを押した。このモーニングが神戸での一日を台無しにするなどとは露知らず。




私は2号線に向かい、無言でソアラのハンドルを握っていた。
しゃべろうにも胸と腹がタマゴでいっぱいになっており、声を出すのが苦痛だった。

梅田

私もZENも、奇跡的にタマゴ類を完食。
学生じゃあるまいし、腹いっぱい食わせるな、と言いたい。喫茶Yに向かって大声でな。
ものには 【 加 減 】 というものが必要だし大切だ。

一気に言葉少なになり、なにごともどうでも良くなりつつあって、それでも運転している私にR氏が言った。
「尚ちゃん、梅田の阪急の前でちょっとクルマ停めてくれんか?」
なんでも彼女に話題のまんじゅう(まんじゅうだったか何だったか忘れた)を買うらしい。
私は路上駐車の車列に空きを見つけ、クルマを停めた。

もう一生タマゴは食べなくていいな、と思った。
もう死ぬまでスクランブルエッグだけは食べたくはならないだろうな、と思った。

      梅田

「ちょっとZEN、便所行ってくるわ・・・」
私はソアラから降り、すぐ脇のビルのゲームセンターに入った。

喫茶Yで、私とZENが玉子を完食したあと、店のおばちゃんがテーブルまで来てほざいた。
「アメリカンはねぇ、そうねぇ、玉子13か14個使ってるし」
使ってるし、じゃねーよ。あえて言うならば、使うなよ。
トーストはひとくちも食えなくて、袋をもらってお持ち帰りにした。
「そのトーストはねぇ、食パン一斤なのよ」
一斤なのよ、じゃねーよ。そんなにパン使うなよ。アフリカで何万人のこどもが飢えてると思ってんだ。

まったくの飽食。飽食の傾向のある国だし喫茶店だしおばちゃんだ。えーかげんにせーよ。
毎朝、集落から片道3キロの道のりを水汲みのため往復し、学校にも行けず、ご飯もろくに食べられない ミィナ というガンビアの少女に、このパンをあげたい。
「ほら、ミィナ、パンだよ」 と。
あげたいのだ。ミィナに、この分厚いパンを!

私はゲーセンのトイレに入ってうがいをした。便器を見るともどしそうなので、うがいに集中した。
しかし、口から食道を通り胃までの内壁をすべて、玉子の黄身が覆っているかのごとくこの感覚が、分かっていただけるだろうか?

えーかげんにせーよ。えーかげんに・・




      パ ー ト 8 へ つ づ く



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