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新世界の12人

11 30, 2010
日曜・月曜と連休をとり、我が国の中心 ・ 浪速の街へ。
大学時代のテニスサークルの後輩、ZENくんが転勤で浪速にやってきている。

日曜の朝、わたしは旧友のR氏をともない、
よく 『トヨタのアストンマーチン』、、などと呼ばれる私の 【30ソアラ】 にて、
遠い昔、羽柴秀吉の築いた、比類なきえげつなさと、ギャルの濃厚メイクを誇る、常時微熱の商都をめざした。
ほんとたまらんで、真っ黒なつけまつげの超度級ヴォリューム!
何とかそのふさふさのリッチなまつ毛を、ことごとく征服し、服従させたくなってくるぢゃないか!

2010年11月 阪神高速道路

わたしなどのように、中国の各都市の高成長・高層化を深く知る者にとって、大阪のビル街は貧弱だ。
貧弱極まりない。
ちょっと画像検索してみるがよい。
上海、深圳、北京、どこでも良い。あなたは華人たちの建築・建造の猛ラッシュぶりを知るだろう。

まあそれがどうした、という感じか・・・・・。
チャイニーズ・シティは猛烈な拡大と高層化が進行中だが、わが国の梅田およびミナミは熟成されている。
そこは、ある意味完成し、高レベルなマイナーチェンジが日々ヌメヌメと進行し、
そこには、じゅくじゅくに熟れ、甘い果汁のしたたる女人たちが闊歩し・・・・・・・



新世界 たつ屋

われわれはいきなり、昭和の香り際立つこの街の深い淵の底にやってきた。

    西成区山王 1丁目17番

昼の12時半から生ビール。
人生というものはすなわちこうでなくてはいかん。

西成区山王
西成区山王



「わしが払うわ」
阪神高速を11時過ぎに下り、大阪の市内に入ったソアラのガソリンが底をついた。
給油。
R氏が気前良く支払ってくれたのだが、なんとハイオク・リッター158円。会計は1万円を超えた。
「高いな」
「高いわ」
われわれはナビにしたがって、ZEN大王の住むという桜ノ宮へ。

大王の住まわれているマンション近くにすんなりと到着。私は大王にメールした。

 『ZEN公爵、着きました。連絡をお待ちしております。かしこ』

ラブホテル街として有名らしいが、そんなことはない。人けのない閑静な街並みだ。
しばらく待ったが返事が来ない。大王は日曜でもお忙しいのだ。
私はかねてからの希望を口にした。
「あー、鶴橋でホルモン食いてーな」
「もう行こうか?」 とR氏。
「もう行っちゃうんすか?」
「おお。行きゃーえーわー。ZENを来させりゃーえーがな」
大王に対してなんたる無礼な口の利き方。
「鶴橋でこの、バリッバリに焼いた肉食いてーな」
「じゃあ鍋の店行こうか」
R氏は非常に自分勝手だ。

われわれは24時間で800円のコインパーキングにアストンを放り込み、環状線桜ノ宮駅へ。
歩いてるおばちゃんに通天閣はどこで下りればよいのか、フランクリーな感じに質問。
「あそこやったら、天王寺か新今宮やと思うけど、また駅下りて誰かに聞いて」
環状線・外回りの、日曜の昼時の車内は空いていた。
携帯のバイブレーション。大王様からの電話だ。
「はいもしもし」
「わしじゃ。わしやがな」
「それは分かってるんですけど、我々今天王寺に向かってまして・・・」
「何?それは本当か?わしも天王寺におるんやが」
すっかり関西弁になられた大王。天王寺で仕事があって、今終わったと言う。
新今宮の駅で待ち合わせることにして電話を切った。相変わらず偉っそうな口ぶりだ。



「君がこいつの旧友だというR君かね。まあよろしくな」
一足先に新今宮に着いてホームで待っていた大王が威厳を撒き散らす。
われわれ3人はR氏の先導で、こりはウマイ、という鍋の店へ。
開発と観光地化に取り残された一角。12時開店だというが、既に飲酒客で満席。表で待つことにしたところ、そこへ馬鹿面をした大人数の若者たちがやってきてそこらうちじゅうに座り始めた。

たつ屋

「何人?」 店の人が出てきて烏合の衆にたずねた。
「えーっと。12人・・・」
「12人!!! それはあかんわ。うちはこんな小さな店やから」
と言われたにも関わらず、のろのろとのん気な顔をしていつまでも店の前にいるこいつら。
10分たっても帰らないんで、また店の人が出てきて言う。
「12人なんて無理やし、帰って。うちはもうこんなちっちゃな店やし、帰って、帰って」
無言でのらりくらりと佇む若者たち。顔を見合わせながらやっとそのうちのひとりが自分の座ってたイスを持ち、店の軒下に運ぼうとすると間髪入れずに店の人。
「あーー、もうええから、イスはええから、帰って、帰って。イスはええから」
店の人がさっさと中に入ってしまっても、12人の衆はだらだらだらだらとイスを運んでると思いきや、まだ地べたに座ってる輩もおり、何を喋るわけでもなく相変わらずのらりくらりとしている。
まあどこかでこの店のことを聞いてやってきたんだろう。悔やむ気持ちは分かる。

その時ZEN大王が腰を上げた。
「さっきから聞いとったらあれや、おまえら店の人が、あかん、言うとるんじゃろうがい」
「まあまあ、棟梁、ここはおさえておさえて」
「わしはそういうメリハリのない昨今の若者を憂いとる者のひとりや。にーちゃん、悪いこと言わん。帰りーや」
そこへちょうど良いタイミングで、店の人の声がした。
「3名さま、どうぞ」

ホルモン鍋

ホルモン鍋、ホルモンうどん、チャンジャ。生ビール3つ。

昼の12時40分に乾杯だ。
「ごくろうやったな、遠くから来てもろて。じゃあお疲れ」
大王の顔もなごんでいる。(そもそも大王なのに仕事をしている、ってのもおかしなものだが)

大王とR氏
Marlboro ICE BLAST
鍋のしめに麺

鍋の締めにと、R氏が麺を注文。
うどんでも雑炊でもない。この麺が見事なまでに旨い。

ZEN大王も酒が入ってきたようで、饒舌になってきた模様。
「わしもアレじゃのう、この麺を入れるというアイデアは思いつかんかった。君はいい店を知っとるな、がはは」



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