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デスバレー・ヘレス 姫路 Ⅱ

12 31, 2010
らーめん

姫路の繁華街は、塩町と魚町。
規模は岡山くらいだろうけど、活気があるように思う。
姫路ってのは微妙な場所に位置する地域中核都市で、JRの新快速ができてから大阪にも余裕で通勤できる大阪圏の一角でありながらも、いい具合に地方都市の空気が淀んでいる。
仙台や札幌の規模はないが、そこがまたいい。
三宮や六本木のような派手と洗練もないし、新宿や梅田のようなどこまでも続くネオンもなく、すぐ途切れる。

私はホテルのロビーで、『チューハイ一杯無料券』 付きのラーメン屋さんを教えてもらって行ったら、うまいじゃないか、まあまあ。私の好みは横濱家のような太麺だが、たまには細麺もいい。
「ごちそうさまでした。おいしかったです」 私はうまかったら必ず店の人に言う。旅先でも地元でもそうだ。
そうすっと店の人がホントにいい笑顔で「ありがとうございました!」って言う。
うちのばあちゃんは、わしが子供の頃うどん屋やってて、そういうのが嬉しいと言ってたもんだ。

店から外に出るとかなり寒い。しかしながら、このB-3のジャケットは心強い。
B-3
人にもらったんだが、ずっと2Fのクローゼットの奥に吊るされていた。・・・のを、この冬出したのだ。
こうなるのである。

B-3



ホテルの部屋で淡麗・生をかなりの量飲んでいた私に、この12月終わりの極寒の冷気が心地よい。
街を歩いてみる。なんか女の子がアクセサリーの屋台を出している。ロシア人のような美人である。
私は流麗に流れる英語を使用した。

「Are you from Russia or ... somewhere ?」
「ISRAEL」

やっぱりか!
こういう屋台って日本各地にあるんだけど、イスラエル人に売らせる用の膨大なアクセサリーの元締めがいるのだ。イスラエル人ってのは19歳から4年間の兵役が男女例外なく全員に課せられ、それを終えた彼ら・彼女たちは世界放浪の旅に出る者が多いと聞く。
イスラエル、じゃないんだな。イズラエル。

「How do you feel in Japan, Himeji ?」
「haa... it's nice. i like Himeji」
「Why did you come to Himeji ?」
「because.... my husband is Japanese living in Himeji」
「Oh , Really ? you've been married. you look young, 21 or 22...」
「Yeah, 22 おにいさん、このブルガリの腕時計いいでしょう?」

きたきた。イズラエル人の商魂。彼女もまた、生まれながらの商売人。
私と彼女は、旧約聖書やユダヤ教の教え、パレスチナ、彼女の故郷のエルサレムの話などをしつつ、ワゴンの上のニセモノ腕時計やらピアスやら指輪をながめる。
結構、こいつの売ってる腕時計ってよくできてるような気がする。酔っ払ってるせいかな?

姫路

「その指輪、とってもイイものね。8千円か9千円くらい」(嘘言うなよ)
「へぇ~」 私はちっちゃなスクエアの模様がキラキラとしたシンプルな指輪を手に取る。
「6千円でいいよ」
「よくないよ」
「じゃあ勝負しよう!ジャンケンよ。私が勝ったら6千円、あなた勝ったら・・・4千円でいい!」

この手に乗ってはいけない。これは彼らの常套手段なのだ。
ジャンケンが設定された瞬間、人は 「4千円ならいいかな」 とつい思ってしまう。
彼らの術中に見事にはまっていってるんだな。2つの値段が提示されると、安い方は 「安いな」 と。
しかしそれは彼ら、この女の子、が設定した金額なのだ。4千円でも彼らが相当もうかるようにできてる。
私は2000年にオートバイで旅行した時、この 街角アクセサリー・ユダヤ人 にいくら貢いだことか。

「おれは勝負はしない。嫌いなんだ、戦争はね」 「私がしてるわけじゃないよ!国がやってるの」
「2千円なら買うよ」 「そんなの無理ね。これ8千円なのよ」 「じゃあいらない」

私がプイと町外れの方向に歩き出そうとすると、女の子が言った。「じゃあ・・・2千円でいいよ!」
2千円で売っても1600円くらいは彼らの儲けだろう。しかし日本人の妻になり、姫路に来て、この寒さの中ずーーっと街角に立ってる女の子に少しは寄付してやろう。家に帰ったらダンナに言うんだろうな。「今日もバカなオトコが買ってくれたよ」って。



ねぎ焼き

鉄板焼の店に入り、チャンジャとネギ焼きを注文。

「ソースにしますか?おしょうゆにしますか?」

この手際よく注文を次々と焼き上げるおねえさんは、半島の人のようだ。細い目が凛々しい。
カウンターで食べるに限る。アツアツのねぎ焼き。
会計の時 「ねぎ焼き本当においしかったよ」 って言うと、凛々しいおねえさんは少々照れながらも、花が咲いたような満面の笑み。かわいい~~。  日韓友好。

さて、性欲も食欲も満たされたわけで、歌でも歌おうか、と思うわけだが、今日はイスラエル人からまた余計なモノを買ってしまったし・・・しばし悩む。スナックってのは今の私にとって贅沢過ぎる。
とりあえずローソンでキシリトールガムを購入。
ガムかみながら、店頭でマーボロ・アイスブラストに火をつける。

喧嘩してるわ。この年末に。まあ年末だからか・・・
ヴェルファイヤからスキンヘッドの兄ちゃんとブスが降りてきて、若者の軍団へとものすごい勢いで向かい、そのうちのひとりの首根っこをつかんだ。 「もうええやろ! もうええやろ!?」 執拗に首を揺する。
もうええんなら止めろよ・・・・。



やはり関西は鉄板焼の店が多いのだ。

鉄板焼
鉄板焼
鉄板焼

ひとりで歩いてるとスナックの呼び込みに声をかけられる。
(まあ中国エステ本番1.5万、にも執拗に声をかけられるのだが)
寒そうな女の子。「ここの2階なんです」 「歌えるの?」 「歌えますよ!」 「じゃあ考えとく」

考えはした。 スナックを。 そう、女の子が居る店を。
しかし、飛び込みでボトルもないし1時間もいたら諭吉さまがな、諭吉さまが行ってしまうわけで・・・
父さん、お金のないのってホントつらいと思うわけで・・・
Forget-me-not と 楽園ベイベーを女の子の横で歌いたいんですが、それはかなわないようです・・・



桃

迷いに迷ったけど、なんとかスナックに行きたいという気持ちを抑え、カウンターだけの店に入店。
間口が狭い。 非常に狭い。 ここは、そうだな40種類くらいのピザが店頭にALL500円と書いてあったわけで、『まだ食うのかよ?』 と思いつつ、また迷ったあげく入ったわけだ。

「この、ジェノベーゼのピッツァと、ええっと、、、カシスを」

私は店の女の子に告げた。合計千円だ。私はずいぶんと節約をしている。節約しながら生きている。
実を言うと、私は金麦よりもバーボンよりも、なによりも カシス が好きなのである。
しかし狭い店だ。照明は暗く、良く考えてみると音楽さえかかっていない。
カウンターの中に女の子がひとり、i-Phoneをいじってる客がカウンターにひとり。
静かな時が流れていた。2010年が終わろうとしている。

桃花

すると若い男性が入ってきて、女の子から注文を聞き、ピッツァの準備をしはじめた。
へーー、こんな若い子が店やってんだな。
私はカシスをゆっくりと飲み、ニコチンを肺に吸い込みながらピッツァを待った。
私は、またカシスをひとくち飲み、メンソールの体に悪そうな煙を肺に入れながらピッツァを待った。

いつ出てくるんだよ! ピザはよ!!!

・・・・まあ出てきましたよ。ジェノベーゼのピザが。
そしてそれが、なんとパリパリの超薄皮で、超バジルのフレイバーと苦いほどのテイスト!
。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 め っ さ ウ マ !

「マスターこのピザうまいわ!」
「そうっすか! ありがとうございます」

超若いマスターは神戸の子で、私も東灘区出身の一緒にバンドやって遊んだ奴かいるんだ、と言うと、、須磨は、とか、垂水は、とか、メリケンパークは、とか、舞子は、とか話が盛り上がり始めた。
この静かな店内で、われわれは自由気ままに話しつつ、12月30日を楽しんだ。
マスターの縮れた金色の髪の毛はすなわち、彼のやさしい感じを増幅しているように思えた。

ジェノバってのは確か三浦知良が所属してたと思うんだが、マスターも東灘区の出身だという。
「いやー、三宮とかでこの程度の店出そうとしたら家賃15万~20万なんすよ」 「それで姫路に・・」
須磨海岸みたいなのが東京・横浜にはないことを力説すると、マスターもあそこは特別ですよね、と言う。
三宮で水着買った女の子が 「じゃあ試してみよう!」 って須磨まで電車乗って駅で服脱いでそのまま砂浜。
そう、JR須磨駅の階段を下りると、そこは白くはないが何と言っても砂浜なのである。海水浴場なのである。

アイスブラスト

「津山に友達がいますよ。岡山弁って分らないのありますねぇ」 なんでも初歩的な津山弁すら、神戸人には分らないようだ。 「わりゃどがいしょ~んな~、でーれー久しぶりじゃけ~」 「はははは!」
そして私は禁断の岡山弁に言及した。

「おえまーが! って分る?」 「おえまーが・・・分りません」
「おえん、って分る? だめ、 みたいな感じ」 「・・・わかりません。まーが、っつうのは?」
「まーが、に意味はないね。マーガリンみたいなもんかな。おえまーが、は、だめだろ、みたいな感じ」

私は更に 「おえりゃーせんでー」 も言ってみたが、最早同じ国のそれも隣県の人間の話す言葉だとは、とうてい思えないような顔をして聞いている。
帰り際、マスターも20代でこんな店をさ、立派だね。と言うと、、、、僕19なんですよ。

   マジかよ・・・・・・・・

     Food & Bar 桃花(ももはな) 079-222-6888   場所:ローソンとセブンの間  

       姫路でもしピザが食べたくなったらここはいいね。裏切らないでしょう。




ホテルへの帰り道。セブンイレブンで金麦と氷結ストロングと生ハムを買っていると、レジに並んでる超ギャルの太ももに私の目は釘付けになった。

「こんな寒いのにそのムツチリとした足をだな、ド露出させているやないか、君は!!!」

私は体の奥底から再び ラスト of the フレッシュ が沸き上がってくるのを自覚した。



(つづく)




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デスバレー・ヘレス 姫路

12 30, 2010
アメリカ合衆国に、デスバレー (Death Valley = 死の谷) という場所がある。

2010年も終わろうとしている、30日。
私は姫路で デスバレー・ヘレス を頼むこととなった。(なったとか言って自分でやってんじゃねーか)

姫路。
そこは思い出の場所。
姫路独協大学、姫路キャッスル、お堀、姫路警察署・軟禁、・・・その他もろもろ。

ヘレス・サーキットというのがある。
スペイン南部のヘレス・デ・ラ・フロンテーラ (Jerez de la Frontera) にあるのだ。
わたしは、やはり、デスバレー・ヘレス無しには生きてゆけない。
生きてゆけないのである。



私の行動は迅速であった。思い返してもうっとりするほどだ。

ひめじ

あれは3日前。検索し、ほんの10分少々で姫路のDHのおおよそを把握。
出張可能なビジネスホテルの中から最もベッド幅が広く、そしてリーズナボーな部屋を予約。通常5500円の部屋がネット予約だと5000円。さらに冬の限定プランで4500円。
素人の方は知らんだろうが、デスバレーが出張できないホテルっつうのがあるわけだ。
厳選に厳選した3~4人の候補の中から、上の 【指でなぞってみたくなる眉】 をした子を第一優先と決定。
(しかし写真を出すのはどういうもんだろう?まあいいか、店のHPにも出てるしな・・・)

30日朝。
11時に起床した私は、15時チェックインに向けてゆるりゆるりと準備をしつつ、缶コーヒーを買いに玄関の扉を開けた瞬間、呆然自失の高波が押し寄せた。
寒波かなんかよく知らんが、目の前に白銀の世界が広がっていた。

   神はわたしをデスバレーに行かせないというのか!

それならそれでいい。私の頭は高回転をはじめた。
電車で行ってやる。新幹線で姫路まで行ってやろうじゃないか。
まあでも、・・・缶コーヒー飲んだりシャワー浴びたりタバコ吸ったりしてるうち、道路の雪は無くなった。
ホテルにTELすると、姫路は全く降ってないという。
はっはっはっは。
私はB-3のフライトジャケットを着込み、アストンのエンジンをスタートさせた。



姫路  タイプC ・・・ ベスト&チェック柄スカート

チェックインし、駐車場を1500円と言われ、「駐車場について電話で質問したとき1000円にしとくと言われたよ」と返し1000円にし(どうやらいきなり来た客からは1500円ぼったくる方針のようだ)、フロントでパソコンを借り、部屋で上掲載のGALが出勤してることを確認して店にTELした私は、コスプレのタイプCをオーダー。
2000円のオプションだが、こういうことに金に糸目はつけない。当然のことだろう。

5時ちょうどにやってきたウェイト41kgのその子を見て私は再認識した。
最近のデスバレーはほんとレベルが高いな、と。 高いんじゃないかな、と。 たまらんね、と。

色々なシチュエーション&ストーリーを考え(考えるなよ)、それを女の子に演じてもらいながらねっとりとした120分間を過ごした私は、2010年を終えようとしている姫路の繁華街に歩き出た。


(つづく)



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焼肉 ・ 千恵  津山

12 30, 2010
2010年12月29日 水曜日 午後7:30。 職場の忘年会。

千恵

千恵のホルモン。山盛ですな。
たっぷりのタレにニンニクと葱を入れ、ねっとりと味わいつつ、生ビール&タバコ・・・

ホルモン

               ↓    ↓    ↓

食後

いや~、千恵の肉ってのは、ほんとうに美味い。
みなさん、岡山の津山市にもし来ることがあったら、 焼肉・千恵 ← クリック、食べログ。

今日はひろみちゃんのお母さんが居なかったみたいだけど、千恵、、、美味い。
ホント最高!
最高の忘年会。
1年の苦労が報われましたね。何も言うことなし!

ただあれだな。飲んでると感覚が麻痺して、肉のウマさがよく分からなくなるので注意。

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領収書の書き方

12 27, 2010
私には 【アニキ】 として崇める人物が4人いる。

横浜のHIDE兄貴。福井のマイク兄貴。岡山のK原兄貴。そして同じく、S沢兄貴。

アニキの車

S沢アニキとひさびさに面会することとなった。 これは ↑ アニキのレンジ・ローバー。

S沢アニキとの出会いは・・・・・1993年ころだから、もう170年前くらいだな。
津山○○連盟のソフトボールチームの早朝練習に、ある朝BMWに乗った男が現れた。
私はその時のことを今でもありありと憶えている。

「どうも、はじめまして。キシモトと言います」
「あ~、キシモト君。ぼくS沢です。よろしく」

アニキは京都の難関大学在学中に東京の難関大学を受験し、合格。
4年の東京生活の後、渡米しアメリカのプロ・テニスプレイヤーの資格を取得、2年間全米を転戦。
帰国、東京でしばらく。そして彼は岡山の実家にお戻りになられた。

「いいクルマ乗ってますねー」
「いいでしょ?コレ。・・・キシモト君さぁ、再来年くらいに5シリーズ新型が出そうだから、ぼく新型買うからキシモト君このクルマ乗らない?」
「・・・いいっすねぇ。そうしましょうか」

そして私は2年後、アニキからBMWを170万で買った。 これである →  ◆ BMW525i ◆ 



あにきの事務所

アニキの事務所は私の母校・津山高校のほど近く。

「やあ、元気してた?」
「おひさしぶりです。ナオンいってますか?」
「何言ってんの?ハハハ。まあ入ってよ」

渋いイケメンは、その渋さを増していた。
いい感じだ。いい感じに歳を重ねるとはこういう男のことを言う。

「キシモト君さぁ、悪いけどちょっと待ってて。その辺で何か見てて」
「了解です」

ビデオ授業で他の追随を許さずトップを独走してる予備校の津山支店を開設なさったアニキ。
その資料やら、なんやらかんやら、広くて清潔なロビーに色んなものが置いてある。
クールなんだな。
やはりアニキのセンスなんだな。

「お待たせ」
「いえいえ」
「こっちがさー、○○ハイスクールの教室。こっちが自習室・・・かな」
「かな、って何ですか?」
「ホントは自習室っていうか図書館にしたいんだよね」
「はぁ・・・・」
「2階行こっか?」
「そうしましょう」

Range Rover and Aston Martin

事務室には白衣が数着掛けてある。なんで???
大橋のぞみの等身大の四谷大塚全国模試の人形があるし、とてもいい。

「これがそのDVDなんだよね」

私は先日電話で、アニキが今DVD製作方面に夢中なのを聞いた。

「いーでしょ、コレ」
「まあいいんじゃないっすか?」
「いいんだよねー、これが」
「本書いたんっすか?」
「本は書いてないよ。DVD撮っただけだよ」
「本って脚本ですよ」
「ああ、そうなの? 脚本、演出、編集、全部ぼくがやったんだ」
「へぇ~~すごいじゃないすか」

2人で岡山白陵中学の入試問題を見ながら盛り上がる。
こんな問題作るかーーー!これ、、ここが!斜めになった板なんだよ、ほれ45度って書いてある!
ガハハハ! 地獄ですねぇ、この問題。しかもさぁ、この板と板の間に穴が開いて、水が抜けるんだわ。
ガハハハ! 水が抜けていくんっすか!ガハハ! 地獄ですねぇ。

大橋のぞみ



「そのDVD買いますわ。領収書書いてください」
「りょうしゅうしょ~~?・・・ちょ、ちょっと待ってよ」

アニキは領収書のある場所を知らないらしく、社員に電話。しばらくして領収書を持ってきた。

「これさぁ、どうやって書くんかなぁ?」
「し、知らないんっすか?」
「だいたいは分るんだけどさ」
「ちょ、ちょっと違いますよ。そうやるんじゃなくて」

私は領収書の書き方を教えた。2枚重ねて、その下に下敷き敷いて・・・。
「えっ、写んないじゃん!これ!」 「もっと硬い下敷きがいいんじゃないすか」
私は辺りを見回し、アニキの大型デスクの上にあるプラスティックの小さな板を差し出した。
「これをこうはさんで」 「はさんで・・・なるほどね」
アニキは 「DVD代金として」 と書いた。
「写んないじゃん!これ!」 「そのうち字が浮き上がってくるんですよ」 「あっそうなの?」

Range Rover & Aston Martin

なんとか領収書を書き終えたアニキに、私は3000円を出した。

「えっ?おつり?」 
「ええ、おつり下さい」 
「ちょ、ちょっと待ってよ」

アニキは財布を取り出しておつりを探す。

「無いよ!320円なんてないよ、ほら。千円札しかないよ。なんでおつりなの?」
「それが購入者に向かって言う言葉ですか」
「だって無いんだもん、仕方ないじゃん。どうする?」
「ジュースでも買って来ましょうか?」
「あっ・・・そうだね。キシモト君、じゃちょっとジュース買ってきて」
「何がいいですか?」
「あのさー、あったかいの。ほら、ポッカレモンとかさ」
「はいはい。アセロラレモンみたいな・・・」
「そんなワケのわかんないの買わないでくれる!!」

私は隣のローソンへ。ありましたよ、今時ポッカレモンが。
私用にと、つねづね飲んでみたかったドロリッチを購入。
私は真冬でも暖かいものよりも、冷たいものを好む。
家で飲む爽健美茶にも氷を浮かべる人間だ。妥協というものを一切しない人間だからだ。



裏から、というか通用口から見た津山高校。
津山高校

「じゃあ今度飲みにいこうよ。ぼく月・火は岡山だからさ」
「ぼく津山なんっすけど」
「いいじゃん、岡山まで来れば」
「来ればって・・・」

2人で階段を下りてると駐車場が見渡せた。

「あのS沢先生のデカイクルマの横に、ぼくのアストン・マーチンが停まってますよ、ほら!」
「ああ、ソアラン・マーチンね」
「・・・よ、よく知ってますね」
「あの緑色いいじゃん。あ~ゆ~色のさぁ、ポルシェに乗りたいんだよね今度、ポルシェ」

本当に、勝手になんでも買ってくれという感じだ。
BMW、BMW、アコードワゴン、ホンダ・シャドウ、ハーレー、その他もろもろ。
アニキの物欲は途絶えることを知らない。
アニキはあいかわらずアニキのままであり、私は11年落ちの中古車に乗っている。

常時アニキは私の目標であり、お手本であった。
いつか私も、新車で外車買える男にならなくてはならんな。
でもなぁ、この人を追い抜くことなんか、できそうにないなとも思う。
でもきっとそれでいいのだ。

 ♪ Brother、生きてゆくだけだよ
    ためらうことなど何もないよ 今更
     同じ道を行くわけじゃない
      それぞれの前にそれぞれの道しかないんだ~

     




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