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シカゴ交響楽団

12 09, 2009
ハービー・ハンコック  Herbert Jeffrey Hancock  生い立ち

1940年、イリノイ州シカゴ生まれ。
父は政治検査官、母親はピアノを弾き、兄姉も音楽をする、経済的にも恵まれた環境に育つ。
ハービーは7歳でクラシック・ピアノをのレッスンを始めた。

裕福な黒人の家庭に生まれたハンコック。
シカゴ行って見たいなー。
私はハンコックのピアノにあまり黒人っぽさを感じない。黒人という意識が薄いんじゃなかろうか。
それは比較的裕福な家庭環境のせいもあろう。
正にショーマン・シップをまっとうしているプレイヤーで、一瞬一瞬に旺盛なサービス精神を感じる。
「さあ存分にご堪能ください」 とテクニックを惜しみなく披露してくれる感じだ。

11歳。ピアノに触れてわずか4年で、彼はシカゴ・シンフォニー・オーケストラと共演するまでになる。モーツァルトのピアノ協奏曲であった。他にもバッハのブランデンブルグ協奏曲なども演奏した。

中学に入ったハービーは、リズム&ブルースに凝りはじめた。
プラターズ、オリオールズなどを聴いて、生まれ持っていた黒人の血がさわぎはじめた。黒人ながら、非常に白人的なハーモニー、編曲技法を見せるハービーだが、黒人独特のファンキーなノリも、自己の重要な要素として持つ。

   hancock

しかし、
それまでの黒人ハードバップ・ピアニストのように、ファンキーなノリだけが彼の売り物ではない。
数多くの作編曲の仕事の中に、クラシックの基礎を習得した彼を見ることができる。
彼が、自分のハーモニーのコンセプトの基本であるとして、以下を挙げている。

   ビル・エバンス
   クリス・アンダーソン

   ドビュッシー
   ストラビンスキー (組曲 『火の鳥』 が気に入ってる)
   バルトーク
   カールハインツ・シュトックハウゼン (ドイツの前衛作曲家)

フランスの作曲家、リリ・ブーランジェにも興味を持った。
世界的な音楽理論の指導者であるナディア・ブーランジェの妹である。

 「リリ・ブーランジェは、ドビュッシーの影響を受け、印象派よりさらにモダンだった。
  彼女は24歳で亡くなったけれど、1911年作曲の夜想曲など彼女の作品は、
  今まで聴いた中でも、最もビューティフルなものだ」

と語っている。


   リリ・ブーランジェ / ピエ・イエズ(1918年)  Lili Boulanger / Pie Jesu

   






+++ ピアニスト・佐藤允彦氏のインタビューより (ジャズ批評) +++

佐藤氏のバークレー時代、1966年の暮れにマイルスのライブを見たときのこと。

佐藤 で、僕はいきなり面白い現場を見た。
ボストンの「レニーズ」というジャズ・クラブなんですけど、マイルスが休憩時間にハンコックに何か指示してるわけ。聴いてると、さっきのステージでやった 「Who can I turn to ?」 という曲のことなんだけど、マイルスはハンコックに 「さっきどんなコードを演ったんだ?」 と言って弾かせる。
するとマイルスは、「ここんとこにこの音を入れろ」といって、ピアノのキーをポンと叩いた。
キーを叩いたり、ミュートでヒューッと吹いてみたりして指示している。
つまりマイルスには見えてるわけですね、ハンコックの音の中にこういう音を入れたらもっと良くなるんじゃないかということが。

--- それはテンション・ノートかなんかですか?

佐藤 いや、テンションじゃない。なんだかワケのわからない、あり得ないような音。
まあ、言ってみれば付加音とでもいうか、あるいは色彩として使うカラー・ノートとでもいうか。
それについては、僕はどうにも気になってハンコックにじかに聞いたわけ、しつこく。
彼は 「こんな音だ」 って教えてくれたけど、ハンコックは前からそれをやってる。そう言うと、
「そうなんだよ」
でも 「僕が考えて入れてる場合と、マイルスが言ってるのは違う」 というのね。
要するにハンコックが言わんとしたのは、マイルスはある状況になったときにある音が ”ポンと自分の中に見えてくる” その見え方がマイルスのマジックなんだ、というわけです。
で、「俺はこういう音が欲しい」 という言い方をするそうです。





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サバクへ行くことありますか?

11 28, 2009
THE BEST OF
HERBIE HANCOCK


を、のんびりとタバコなどふかしつつ、聴いている。

THE BEST OF HERBIE HANCOCK


ジャズを聴いていると、僕はいつでも学生の気分だ。
横浜の丘の中腹の、あの6畳の部屋。
グリーンのカーペット、敷きっぱなしの布団。
寒さにふるえながら、眠るときいつも聴いていた。

そう、・・・ハービー・ハンコックを。



ザ・ベスト・オブ・ハービー・ハンコック。 実にベストなアルバムだ。
1曲目は 『ウォーターメロン・マン』
この曲は、、ミシガン湖畔・シカゴの街を空想させてくれる。

  シカゴ = ブルース・ブラザーズ

ダン・エイクロイドとジョン・ベルーシのブルージーな映画の場面が回想される。

高校3年の秋。
津山の映画館でブルース・ブラザーズを見て大衝撃を受けた。
バンド仲間の女の子といっしょに見てて、入れ替えなしだったのでもう一度見た。
なんてアメリカとは素晴らしい国なのだ!!!
なんてバンドをやるというのはカッコいいのか!

ウォーターメロン・マンはアメリカのクラシックな魅力そのままだ。
ゴッド・ファーザーの結婚披露宴の人々の装束。クラシカルな車。ジャズ&ダンス。
ジャズ&カンバセイション。


ハンコックの一番すごいところは和音じゃないかな。
曲調にあわせてなめらかに弾いてると思いきや、いきなりキツイ和音の一撃。

   ・・・・・・@@@・・・・・・・・・

わけが分らない。意味も分らない。なにも分らない。
一瞬にしてすべてがぶちこわされるのだ。
ちょっと待ってくれ、というスキもない。
唖然・・・・
しかしながら、これが中毒性を持っとるんやな。
このへんで来て欲しい、このへんでやってくれ、そろそろ一撃をくれ!
いつの間にかハンコックの悪魔の和音を待ちわびている自分がいるのだ。




本棚に 「ジャズ批評 特集 ハービー・ハンコック」 という古い雑誌を見つけた。
1989年の本で、1,236円もする。
ハンコックのなぞを解明すべく、これから少しずつ読んでいこうと思う。



88年、秋。来日時のインタビューより・・・

---- マイルス・バンドにおける、ハービー、ロン、トニーのリズム隊は、それまでのカルテット以上の編成の、ピアノ・トリオによるバッキングの概念を変えたように思います。つまり、”伴奏”ではなく、ソロイストを、ハーモニー的にも、リズム的にも刺激し続け、緊張感を高める。この過激なバッキングは、時代を追うに従って益々複雑化し、聴き手の多くは、曲のアタマも判らなくなる程です。演奏なさっている御本人は判らなくなることはないのでしょうか。

ハンコック そりゃ、よく判らなくなるよ(笑)。でも、ベース・ラインや、ドラムを聴いて元に戻る。時には、ソロをとっていないフロントの人間が指示してくれて、それによって戻ることもあるよ。ハーモニー的には、マイルス・セクステットにおけるビル・エバンスの影響があると思うけど、リズムに関しては、何てったってトニーが凄いね。奴のリズム感はそれまでに無いモノだ。すごく刺激されるよ。

---- あなたのような方でも、サバクへ行く(曲のアタマを見失う)コトがあるんですね。そのようなスリリングな演奏を可能にするには、相当なリズム感が必要だと思いますが、それは持って生まれたモノか、それとも練習のタマモノでしょうか。

ハンコック そりゃ、練習したよ。ずい分練習した。先に言ったけど、その点はトニーが凄いからね。奴の家へ行って練習した。例えば、・・・・ちょっと説明するのが難しいけど、ある複雑なスリリングで面白いリズム・パターンがある。トニーがやってみせるんだけど、僕はちっとも出来なくてね(笑)。コンプレックスを持ったものだよ。そんなある時、マイルス・バンドでドイツへ行ったんだ。ステージの上で、トニーが例のリズム・パターンをフッてきた。僕もまた挑戦してみたら・・・・・・「できた!」って叫びそうだった。練習の成果かどうか、とにかく急に出来るようになったんだ。今じゃ驚くことのないようなパターンだけど、当時は、ジョン・マクラフリンとか、それぐらいの人しか出来なかったからね。

---- 例えば、4分の4拍子の1小節を、3等分して3拍子にするといった”遊び”は、ステージ上で、誰かが仕掛けてそうなるという他、机上であらかじめ考えて、それを実践してみるという様なことはしますか?

ハンコック そういう数学的なリズム(Mathematical Rhythm)っていうのは、考え方としては可能だけど、「音楽」ではないんじゃないかな。自然に体から出てくる・・・・・長年音楽をやっているうちに培われて、それで出てくるものじゃないとね。



徐々に判ってくる気がするのだ。くりかえし聴くうちに。

なんでそんな和音を弾くのですか?
なんでそんなリズムで弾くのですか?
なんでそんなに自由なのですか?




すごい左手の動き

10 13, 2009
Freddie Hubbard : trumpet
Joe Henderson : saxophone
Herbie Hancock : piano
Ron Carter : bass
Tonny Williams : drums

Maiden Voyage
Mt Fuji JAZZ Festival 1986

山 中 湖 畔


PART 1  trumpet solo - sax solo


この動画の ↑ の3分47秒(3:47)地点。
トニー・ウィリアムス、左手でのシンバルの叩き方が最高。

PART 2  piano solo - ending theme


こんな動画があったとは!
非常に懐かしくて呆れるほどだ。
素晴らしきプレイヤーたちの日本での共演。晴れた日の湖畔での共演。
昔々ビデオに録画し、学生の頃から何度も見た。

のっけから、トランペットのソロがかっこ良い。
ドラムと会話している。
サックスのソロもいい。今にも死んでしまいそうな感じもするが・・・

そしてラスト。
テンションの高い素晴らしきかな、黄金のピアノソロへ・・・
ハンコックは弾いてる時間よりも、悦に入った顔で弾いてない時間の方が長い気がする。
数々の技を披露し、聴衆を沸かせる。
なーんか、ハンコックの音使いはすごいなー。
ビビッと脊椎を刺激するな。
リズムもツボを突いてくる。
ピアノの音が一番『鳴る』フレーズを熟知し、厳選してやっておる。
素晴らしいね、ピアノソロ。
素晴らしいね、山中湖。



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足の太い女は情が薄いらしい。

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